健康まめ知識
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『インフルエンザ予防接種のお勧め』

 毎冬、インフルエンザの流行により、数千名の死者と数万人規模の入院患者が発生し、とくに高齢者や抵抗力のない方が犠牲になっています。
インフルエンザウイルスは、ふつうの『風邪』と違い、感染力が強く短期間で爆発的な流行を引き起こします。乳幼児や高齢者、肺や心臓に病気のある人には、肺炎や脳症といった致命的な合併症を起こすこともある『怖い感染症』です。

 また昨今、重症急性呼吸器症候群(SARS)や鳥インフルエンザなど新しい感染症が話題となっています。鳥インフルエンザは日本でも発生し問題となりました。まだ日本においてはヒトへの感染はありませんが、東南アジアの国々では感染が報告されています。ヒトインフルエンザと鳥インフルエンザが同時に感染すると、ウイルスが変異しヒトの間で新型インフルエンザとして感染が広まるおそれがあります。インフルエンザワクチン自体には、SARSや鳥インフルエンザに対する予防効果はありませんが、ヒトインフルエンザを予防することで、インフルエンザの発症による診断上の混乱や、両方のウイルスにヒトが感染し新型ウイルスが出現するのを防げる可能性があります。

 インフルエンザには抗ウイルス剤という特効薬がありますが、この薬にも耐性株が出現してきており注意が必要です。
 ワクチンは接種後2週間くらいから有効となり、約5ヶ月間持続します。インフルエンザの流行は3月くらいまでですので、そろそろ予防接種をお受けいただくのがよろしいと思います。

多摩海上ビル診療所 高橋 正明

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